ツール・ド・ちば

今日から9日まで3日間にわたって開催される、房総半島300kmを走るサイクリングイベント「ツール・ド・ちば」に、1日目(107km)だけ参加してきました。今回が第1回目の開催のため、試しに参加してみようと思いエントリーしました。
さて、出発の当日から、私はとんでもない失敗をやらかしてしまいました。寝坊です。朝5時に自転車仲間のSさんが迎えにきてくれて出発するはずだったのに、私が起床したのは5時20分でした。時計で時間を確認した時には、大声でえーっ!と叫んでしまいました。外で携帯へ連絡をくれながら待っていてくれたSさんにお詫びして、すぐに身支度をすませて出発しました。文句一つ言わないSさんに頭があがりません。本当にごめんさない。4時半頃にめざましをかけていたのですが、帰宅時間と就寝時間を考えたら、もっと早く帰ってくればよかったんだよな。とほほほ。前日に全て持ち物の準備をしていてよかった。朝は道路も空いており、受付時間には十分間に合ったので安心しましたが、これでぎりぎりの時間に待ち合わせていたら、どうなったことか。

さて、現地に到着するまでは時々雨が降っていたのですが、開会式を始めたころには青空も見え始めました。ちなみに、受付で受け取った参加賞は、自転車に乗る時にも使えそうなたすきがけのバッグ、それからミネラルウォーターに、千葉日報(新聞)でした。千葉日報では「ツール・ド・ちば」の特集を組んでいるそうで、前夜祭の様子が取材されていました。

スタートはゼッケン番号順で40名ずつスタートしていきます。各集団には指導員とよばれる人が先頭を走っており、コースに迷うようなことはありませんでした。また、コース上には案内の看板もたくさん立っていました。たとえば、コースを左折する時には、数百メートル手前に左折をうながす看板が立っていました。また、間違えそうな交差点には係員の人も姿もありました。おまけに、通りが激しい道路や大きな交差点を曲がるところは警察が交通整理をしてくれ、車を誘導して安全に渡ることができました。これはゴールまで感じたことですが、コース上にスタッフの配置が多いのが、この大会の印象的なところでした。参観者が、とかく迷いがちになってしまう長距離のコースで、これだけの人員をさけるはすごい努力だなと感じました。
さて、スタート地点から30km地点にある最初の休憩ポイントの長福寿寺では、境内にサドルをひっかけて停める駐輪場が設けられていました。太い竹の棒を支えにした手作りのものです。ここではスポーツドリンクが支給されました。お寺の関係者の人達が紅ばなを使って作ったクッキーなどやアイスなども販売。紅ばな茶も無料でふるまわれました。

次に55km地点の昭和の森 自然公園で昼食。支給されたお弁当は、梅干しのおにぎり2つ、チキンカツの太巻き4つに鶏の唐揚げ、金時豆にオレンジ。それから、カニ汁、バナナ、ペットボトルのお茶に、飴とチョコレートが1つずつ支給されました。お腹も満たされたところで、芝生の上でしばし休息。出発時間まで昼寝をしていました。

次の休憩ポイントは85km地点にある道の駅「オライはすぬま」です。名前の通り、蓮沼にあります。ここでは、スポーツドリンクとバナナと飴が支給されました。おばさん達による太鼓の演奏もありました。太鼓を叩く仕草に、しばし和みました。しかし、なぜか曲は演歌ばかり。

蓮沼から九十九里浜沿いの道路を走って、ゴールの白子荘に到着。107kmのサイクリングでした。朝8時半頃から出発し、到着は午後3時半。思ったよりも早く到着することができて満足です。ゴールした際に、完走を示したステッカーと、冷えたスポーツドリンク。希望者には冷やしトマトも支給されました(私はトマトは食べませんでしたが)。

ゴール後、私はスタート地点までの搬送を希望申し込みしていました。自転車はトラックで運搬して貰うのですが、大型トラックだったので分解する必要はありませんでした。念のため輪行袋も持っていったのですが、こちらは使わずじまい。自分自身は大型の観光バスで搬送してもらいます。バスで現地を5時半過ぎに出発して、到着が7時頃でした。しかし、待てども待てども自転車を乗せたトラックがやってきません。車の中で待っていること2時間ちょっと。ようやくトラックがやってきました。同じ5時半に出発したのに、どうしてトラックだけ3時間半もかかるのだろう。理由はわかりませんが、とにかく自転車が戻ってきてよかったです。

色々ありましたが、ツール・ド・ちば、とても楽しく走れました。関係者の方に感謝です。また来年も開催してください!