チャップリン自伝 若き日々

チャップリンの自伝を読了。最後まで読んで気がついたのですが、この自伝は上下巻に分かれておりました。
内容ですが、チャップリンの映画はテレビで放送している時ぐらいしか目にしないため、作品に触れているところでは、あまり理解することはできませんでした。彼自身が大成功をおさめ大衆から歓迎されて嬉さを感じつつも、同時に深い孤独を感じているという描写が印象的でした。当時、彼に会いたいという人はたくさんいたはずなのに、彼自身が会ってみたいと思うのは、成功する前の自分がとても好きだった女性たった1人だというところ。そして、偶然会えはしないかと家の近くをぶらぶらしてで彼女が出てこないかと様子をうかがっているところに、チャップリンが持つ孤独感がよりいっそう感じられ印象に残りました。
この自伝は訳の文章が上手くてとても読みやすかったです。