フェリシアの旅

フェリシアの旅」ウィリアム・トレヴァー(著)を読了。「聖母の贈り物」は短編集だったが今回は長編の物語。
短編では少しずつ触れられていた部分が、長編だとじっくり内容の濃い話になっていた。また、今回も人物の描写がとても興味深かった。客観的に見ているようで主観的。主観的に見ているようで客観的。描かれているのは普遍的なことなのに、見事な描き方ができるものなのだなあ。