第3回 しらびそ高原ヒルクライム大会

朝から雨がザーザー降っています。朝食を食べながらテレビの天気予報をながめていると、1日中雨模様。
天候と寒さから、同行の2人はDNSとのこと。私は散々悩んだあげく、いけるところまで登ってみようと決心しました。

スタート数十秒前にスタート地点に到着したので、あたふたしながら出発。カッパを着ているものの、あっという間に濡れねずみに。それにしても、なんなのでしょうかこの勾配。疲れもないはずの最初から足はまわらず、ゆっくりゆっくりしか登ることができません。一緒に出発した集団は、もう見えなくなってしまいました。

今回のレースは足切りがあり、9km地点には1時間以内に通過しなければなりません。しかしメーターを見ると時速5kmくらいしか出ていない。これだと、どう計算しても到着できるはずがありません。途中ゆるやかな勾配や坂道をがんばって走って制限時間20分前に通過。

なんとか時間はかせげたかと思いきや、ここからがさらに辛かった。冷えきった身体、ますます重くなる足、強くなる雨。途中で時間を確認すると10時50分。距離から計算すると、次のチェックポイントの制限時間である11時5分まではギリギリです。しかし、スピードをあげれる体力も足もなく、ただただペダルをまわすのみ。なんでこんな走りしかできないのだろうと、自分自身に腹が立ち悔しくてしかたなかったです。

やがて後方からスタッフカーがやってきて、制限時間の11時5分を過ぎたので回収となりますと言われました。その後からやって来た車に自転車を預け、回収車のバスに乗り込みました。バスの中には同じように足切りにあった人達が20人くらいおりました。しばらくバスが進むと、2つ目のチェックポイントが。もう少しがんばれば、時間に間に合ったかもしれないなあと思いました。ここのチェックポイントでリタイアした人がバスに乗り込み、バスの座席は補助席も使って人でいっぱいに。皆さん雨の中よく走りました!

ゴール地点に到着して、大会で振る舞われたけんちん汁を食べていると、ここまで車であがってきてくれた仲間2人が探しにきてくれました。この場所にはホテルがあって日帰り入浴もできるので、私は風呂に入ってくることに。冷えきった身体が芯まで暖まりました。車があるので帰りは自転車で下る必要はありません。ここまで来てもらえて本当に感謝。

下り途中で、ガードレールをこえて谷の方に落車してしまった人がいるらしく、救急隊が担架を持って下に降りていくのが見えました。大きな怪我がなければよいのですが心配です。お昼過ぎになると雨も強くなり風も出ていたので、下りは大変危険だと思いました。

今回は結局DNFになってしまいましたが、次回出場するときはぜひ完走したいものです。レースでDNFなんて初めてだなあ。
皆さんお疲れさまでした。