セレクションBOXの感想その5

インフルエンザを吹き飛ばすつもりでチョコレート食べるよ。

9つ目をいただくぞよ。
ジャン=シャルル・ロシュー「メキシコ」

ショコラの原点、マヤ文明が栄えた「メキシコ」を表現。メキシコ産のカカオを使い、クミンシードやカモミールなどマヤの時代から親しまれていたと言われる素材のエピスをガナッシュに。15世紀フランスのルネサンス時代の国王の紋章「トカゲ」をプリント。ふたつのルネサンスを重ね合わせた。

すごくストーリー性のあるチョコレートですなあ。トカゲのプリントもおしゃれです。
一口食べた瞬間に思い浮かんだのは「カレー」でした。クミンシードの香りが、まさにカレーなのです。それだけに、とってもスパイシーな印象。こういう香りを使ったチョコレートって美味しいのよね。

10個目はアルノー・ラエール「ミント」

自分が「大好き」と思える味わいを創ることが、ラエール氏の原点。お気に入りのフレッシュミントを使ったガナッシュ。草木やハーブは、たとえ生えていた土地が荒れたとしても、またそこからたくましく生えてくる。そんな生命力や再生力、爽やかな息吹にルネサンスを感じるという。

フレッシュミントの風味はほんの一瞬でかき消えてしまった。もっと、生々しく感じるかと思えばそんなこともなく。上品というには、ちょっと鮮烈さが足りないかな〜という印象。

たぶんセレクションBOXでは初めてと思えるカレー風味にルネサンスを感じました。しかし、1位になるには、ちとおしい。

  1. クリスチャン・カンプリニ
  2. パスカル・ル・ガック
  3. ジャン=ポール・エヴァン
  4. ジャン=シャルル・ロシュー
  5. ファブリス・ジロット
  6. セバスチャン・ブイエ
  7. オテル・デュ・キャップ-エデン-ロック
  8. パティスリー・サダハル・アオキ・パリ
  9. フィリップ・ベル
  10. アルノー・ラエール

残りはあと5個なり。元気に食べ終えたいものだよ。