七つの会議

くたびれた感じの無精髭生やしたサラリーマン役の野村萬斎を観たくて映画館へ「七つの会議」を観に行きました。香川照之はいうまでもなく、登場人物のキャラがそれぞれ濃かったなあ。

商品のリコールにかかる費用2000億円と人の命を天秤にかけた時、どんな高尚な理想を持っていた人だとしても、現実が目の前にせまった時に、必ず人の命を選ぶとは限らないのよね。まだその命は失われたわけではないとか、自分の心が安心するような言い訳をたくさんたくさん作っていいきかせるんだよ。自分は悪くないって。

そんなことを考えると、最後にエンドロールと一緒に流れる八角のセリフが沁みますねえ。

しかし、このタイトルがなぜ「七つの会議」なのかがわからなかった。原作を読めばわかるのだろうか。ちょっと調べたら、8つの短編からなる物語らしい。ということは、7つの物語の中で会議があるということなのかなあ。