佐渡ロングライド当日

佐渡ロングライド当日は朝3時半に起床。外の様子をうかがうも、真っ暗で天候もよくわかりません。
天気予報では午後から晴れるとのことでしたが気温は変わらない様子。今回は長袖ジャージを持ってこなかったので、インナーの上に半袖ジャージを着てアームウォーマーを装着。下はレーサーパンツのタイツに重ねて腿から膝までのレッグウォーマーを着用。雨具とシューズ用のレインカバーを別に持って行きました。宿の方が朝4時頃から準備をしておいてくれた朝食をしっかりとってバスに乗り込みます。外へ出ると、空は曇り空。風も冷たくて本当に寒かった。気温は12度くらいだったそうな。

会場近くまでバスへ移動して、そこで自転車を組み立てました。210kmのAコースを走る人達は既にスタートラインに並んでいます。その他のコースの人達は、昨日受付会場だったグラウンドにコース別に列を作って並んでいました。前日に降った雨でグラウンドの土が柔らかくなっていたため、シューズのクリートに土が入ってしまい、後から取るのに苦労しました。210kmのスタートが終わると、130kmのBコースの出走が始まります。6人ごとのスタートで、次々と選手が出発して行きます。走り始めたら、やっぱり寒〜〜い!しかし、寒い寒いとも言っていられず、スピードをあげてどんどん進みます。

7時半頃に20km地点の相川AS(エイドステーション)に到着。ここではワカメ蕎麦がふるまわれていました。その他もオレンジやバナナ、スポーツドリンクと水も用意してありました。ここのASで途中ではぐれてしまったGさんを待ちます。しばらくしてGさんがやってきましたが、寒さのせいで身体の調子が悪くリタイアするかもしれないとのこと。そこで、同行のSさんと一緒に次の入崎ASを目指すことにしました。雨が強く降り出したため途中から雨具を着用。1枚はおっただけで風も遮断されて暖かさを感じました。コースは思ったより坂道が多く起伏がある道が続きます。自転車を押して坂を登っている人もいました。

1.8kmの長いトンネルを抜け、9時頃に40km地点の入崎ASに到着しました。ここではイカタコ飯が目玉!お腹も空いていたので、ここでご飯が食べられるのは嬉しかったです。この付近は雨風が厳しくて辛かったなあ。曇り空の下、雨風で荒れ狂う日本海を横目に黙々と走り続けて、今回の難所、高低差130mのZ坂を登ります。11%の登りがあると聞いていたのですが、そこまでキツいと感じる坂道は無く一気に登りきりました。これなら不動峠の最後の坂道の方が辛いかも。日頃、勾配のある坂道を登っていると、こんな時に役立つのですね(本当か〜!?)。

次の目的地に到着する前にお腹が空いてきました。やっとのことで72km地点の、はじき野ASに到着したものの、既に大勢の参加者が通り過ぎさった後のため食べ物は何も無く温かなお茶のみが振る舞われました。しばらくすると、おにぎりとオレンジが出されましたが、あっという間に無くなりました。そこで、近くにあった売店に売っていたコアラのマーチを買ってむさぼり食いました。おおお、お腹すいた。
ここの、はじき野ASに到着した時点で11時を過ぎていたので、次のASがある100km地点に12時半頃に到着しないと、14時半までのゴールが難しくなります。何故14時半かというと、14時にバスが会場に迎えに来てくれて、その待機時間が30分間だからです。

というわけで、25kmを目安にしたペースで次の目的地に進みました。もう降らないだろうと思っていた雨も長時間降り続き、途中で脱いでいた雨具をまた身につけました。その時に一旦停止をしたら、後ろに6、7人くらいが連なっていて驚きました。しかも全て男性だよ。頼むから先頭を引いておくれよと思いました。100km地点の平沢ASには、210kmのAコースの足切り時間になる12時30分頃に到着しました。ここのASでも食べ物は無く水やスポーツドリンクのみ。疲れを癒すため地面に座って休憩していると、行きのフェリーの中で出会った茨城の自転車チームの人達に出会いました。お腹が空いているが何も食べるものを持っていないことを伝えると、チームの人にパワーバーのバナナ味を分けてもらい、一緒に走っていたSさんと半分こして食べました。このパワーバーが無ければ、はっきり言ってゴールできませんでした。ゴール後に会えたらあらためて御礼が言いたいなと思ったのですが、結局会えずじまいで残念でなりません。この場を借りてもう一度御礼申し上げます。ありがとうございました!食べ物は途中にあるコンビニで補給をしようと思っていたのですが、コース上にはコンビニがほとんど無くこのような状態に。準備不足だった自分に反省しました。

次の目的地は130km地点になるゴール。残り約30kmをかけて島を横断することになるのですが、この道もアップダウンが多いらしい。しかし、走ってみると序盤は起伏も少なかったので、坂道を利用してスピードを上げます。残り10kmくらいから登りが多くなり必死になってペダルをまわしました。この時点で私の脚力は全て売り切れ。なんとかゴールにたどり着いたのが午後2時半!ゴールでGさんが待っていてくれたので、バスに間に合ったのだ〜!と嬉しくなりました。よ、よかった〜。ゴール後にICセンサーをスタッフの人に渡して、受付で完走証を貰いました。急いでバスに戻って自転車をばらしてトランクへ積み込んで宿へ戻りました。
宿に到着した後、風呂をお借りして冷えた身体をあたためました。バスクリンの湯が身にしみて気持ちよかったぁ。それから、宿のブリ・ヒラメ丼を頼んで食べました。この日、最高のごちそうでした。

6時頃に210kmのコースを走ってきた人を乗せたバスが到着したので荷物を積み込み、連泊する方達に別れを告げてフェリー乗り場へ向けて出発です。フェリーに乗り込むと客室で横になりました。ヘトヘトだったので、横で酒盛りが始まる中、眠りに落ちました。目が覚めてから、今回ご一緒した方達と話をして次のサイクリングなどの計画をしました。
港へ到着したフェリーから降りたバスは、高速道路で3回ほど休憩をいれつつ出発地点の汐留に向かいます。到着したのが明け方の3時半頃でした。怪我も大きなトラブルもなく、無事に帰宅することができて本当によかったです。

今回は初めてお会いする方達がたくさんいて少し緊張しましたが旅行中は皆さんのおかげでとても楽しく過ごせました。どうもありがとうございました。そしてお疲れさまでした。