劔岳 点の記

新装版 劒岳 ―点の記 (文春文庫)

新装版 劒岳 ―点の記 (文春文庫)

劔岳(監督・撮影:木村大作)を観てきました。初日ということもあるのでしょうが、館内は人でいっぱい。特に、年配の方が多いように感じましたが、山に登るというテーマが、この世代に人気があるのかな。

広大で美しい風景を映画館のスクリーンで堪能できます。どの場面でも香川照之の動作に引きつけられました。存在感がすごい人ですね。
劔岳を含む風景の描写が映画の大半をしめていたため、登場人物の性格づけが物足りない感じがしました。役者が個性的な人達だからこそ、そこがちょっともったいない!とも思ったりしました。それから原作にはない脚色が、結構ベタな感じだったかなあ。
そうそう、パンフレットが800円と1,500円の2種類があるので、どんな違いがあるのかと思えば、作品の中で使用されたBGM(クラシック中心)のCD付きか、そうでないかの違いだそうです。