雪の至仏山

午前2時に起床して行ってきました尾瀬至仏山
まだ雪が残る尾瀬へ行ってみたくて、がんばって早起きしました。
4月下旬に鳩待峠への道路が開通してから5月10日までのわずかな期間、鳩待峠まで一般車の乗り入れが可能になります。

鳩待峠の駐車場は6時半頃に到着。すでに身支度をしている人も大勢います。この時点で駐車場の空きは2、3台といったところ。もう少し到着が遅かったら、ここには停められなかったかもしれません。

準備を整え6時45分に出発。
樹木につけたれた赤い印や枝につけられた赤いリボンをたよりに雪道を進みます。
途中で睡魔が襲ってきたので、2回ほど休憩を入れてクリームパンをほおばりました。お腹が満たされると、力がわいてきて眠気もとれていきました。

悪沢岳の分岐に到着した頃は眠気もどこかへいってしまいました。
この辺りで森林もなくなり雪の平野が広がります。遠くに見える至仏山を目指して、雪の斜面をもくもくと登りました。太陽が照ってきたので、これでは雪焼けしそうだなと手ぬぐいでほっかむりをして進みました。

太陽の熱で雪がとけてきて、登山靴が結構濡れてしまいました。えらい昔の靴なので、そろそろ買い換え時なのかもしれません。
今回は、小至仏を巻いて至仏山を直接目指しました。登り始めてから2時間45分で山頂に到着。いやあ、景色が素晴らしい。西の方に見える山並みも壮観だし、尾瀬ケ原と燧ヶ岳の眺めもとても綺麗でした。



さて、景色を楽しんだところで一休み。バナナとチキンラーメンを食べてお腹を満たします。食事をしている間に、スキー板を持ってきた人が山ノ鼻方面へ下っていきました。周りから聞こえてくる話によると、山ノ鼻に宿泊する人も多そうでした。

20分ちょっと山頂に滞在してから下山開始。さくさくと下ってきて、悪沢の分岐まで戻ってきたところで、1つあることを思いつきました。この斜面、滑ってみたい・・・。持って来たビニールシートを敷いて、ちょうどよさそうな坂をすべりおりました。あはははは!と笑い声をあげて滑りおりたところで、登ってきたおじさんが笑いながら「子供の頃を思いだした?」と言われてしまいました。

1時間半ほどで鳩待峠に戻って来ることができました。駐車場には出発を待つバスもたくさん止まっておりました。とてもお腹が空いたので、食堂でとろろ定食を食べて、売店でバッヂを買ったりしてから出発。途中、片品村の温泉に寄って疲れを癒しました。温泉最高〜。

帰りの高速道路は混雑もなく、かなり早い時間に帰宅することができました。貴重な雪の中の尾瀬、とても楽しかったです。今度は、夏に行きたいなあ。