マニアック

1日だから映画を観に行ったよ。イライジャ・ウッド主演の「マニアック」。
観賞後に知ったのだけど、これってリメイクなのですね。
主人公がシリアルキラーの物語なのだけど、カメラの視点が加害者視点なのが悪趣味というか面白い。
リメイクだからっていうのもあるのかもしれないけれど、こういう猟奇的な物語としては、ありがちな展開に感じるなあ。幼い頃のトラウマが原因で、心にたまった抑えきれない衝動が殺人として表れる。たとえ自分の心を癒してくれる人があらわれたとしても、結果として心の闇を取り除く事はできない。

イライジャ・ウッドの病的な感じや、映画全体に漂う陰湿な雰囲気も良いのだけどねえ。
映画の宣伝文句として、羊たちの沈黙を超えたと書かれているけれど、それとはちょっと趣が違うかな。私にとって、この手の映画でたとえに出すなら「アメリカン・サイコ」だなあ。

映画を観終わった後に「ぴあ」の出口調査で映画の点数を聞かれたので「80点」と答えました。まあ、そんな感じです。