メランコリック

何やら話題になっている映画「メランコリック」(監督 田中征爾)を、アップリンク渋谷へ観に行ってきました。

「バイトを始めた銭湯は、深夜に人を殺していた」というキャッチコピーと仄暗いポスターの雰囲気から、きっと顔を覆いたくなるような酷いことがおきて、ユーウツな気持ちになるのではと勝手に想像して挑んだのですが、鑑賞後はユーウツどころか、なんだか微笑ましい気持ちになる終わり方でした。大人になっても青春の頃のようなキラキラした感じが画面から溢れてくるような、そんな印象を受けました。

主人公は東大卒のニートの和彦くん。銭湯のバイトを始めてから、銭湯のオーナーの東さんや同僚の松本君から苗字ではなく名前で呼ばれるところに、なんだか人情味を感じました。

実は殺し屋だった松本君は、その職業からは真逆とも思われるくらい、めっちゃいい人。あなたよくこの世界で生きてこれたなと思いましたが、とてもよいキャラクターだと思いました。

和彦くんの彼女である百合さんとのやりとりは、なんかもう青春ですね。そうそう、人を殺すシーンもありながら、両親との食事のシーンなどの日常のやりとりなどが、殺人という非日常との良い対比になっていました。

上映後に主人公を演じた、皆川暢二さんが登壇と思いきや、なんとほかの出演者の方達も一緒に登場。

皆川さんは、映画の役柄とは印象が異なる爽やかイケメンでした。百合役の吉田芽吹さんは映画の中と同じく笑顔がキュート、ヤクザの田中役の矢田政伸はヤクザな雰囲気な人じゃなかった(そりゃそうだ)、リア充でピアノも弾けちゃう田村役の大久保裕太さんは、落ち着いた感じのイケメンでした。そして、主人公のお父さん役の山下ケイジさんは、お茶目なおじさんでした。撮影がオッケーとのことで、集合写真を撮りました。

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トーク後は、サイン会も行われていてサービス精神がすごい!

楽しい時間を過ごさせてもらいました。