パンクした

連休中の天気も、どうやら後半は怪しそうなので筑波に自転車乗りに行くことにした。
10時過ぎに大池を出発して、まずは不動峠から走る。
土砂崩れがあったという話を聞いていたが、とくに目立って被害があったところはなかった。ただ、前日に降った雨のせいか、路面が結構荒れていた。

裏不動を下ったが、こちらはもっと荒れていた。木の葉で滑らないように慎重に下っていく。
フルーツラインを走って、今日は十三塚にでも行こうかなと思っていながら走っていると、急に自転車から異音が聞こえてきた。

おかしいなと思って路肩に自転車をとめて前輪、後輪をチェックすると、なんと後輪のタイヤにぶっすりと安全ピンが刺さっていた。ピンを抜いたら空気は抜けていく。あらら、パンクしてしまった。筑波を走っていてパンクをしたのは、1回だけだったと思う。それも段差を越えた時のリム打ちパンク。こんな形でのパンクは、自分にとっては珍しい方。

スペアのチューブは持って走っていたので、早速チューブを取り替えて空気を入れる。7気圧までしっかりいれて、空気入れのチェックをバルブから引き抜こうとしたその瞬間。なんと、バルブの金属がとれてしまった。

このバルブの長さがちょっと短めで、結構強く引き抜いたらこんなことになってしまった。
あまりのショックに、えええー!と一人で大声をだしてしまった。しかも、替えのチューブが無い!
どうしようと思いつつも、とりあえず引き返すことにして、とぼとぼ歩く。

フラワーパークでタクシーでも呼んでもらおうかと思ったが、迷いに迷って歩き続けることにした。
ふとメーターを見ると、ここまでの距離は14km。つまり14km歩いて帰らなくてはならないことになる。そんなの何時間かかるかわからない!
というわけで、自転車乗りに出会ったらチューブを譲ってもらうことに決めて歩いていた。しかし、お昼時なのか、誰にも出会わない。後方を確認しながら歩いていると、自転車乗りの集団がこちらに向かってくるのが見えた。

手をあげて停まってもらうと、なんと競輪選手の方々だった。事情を話してみると、一人だけサイズのあうチューブを持っていた方がいたので、その方に譲ってもらうことができた。チューブ代を支払うというと、次に自分が必要な時にくれればいいというので、有り難くいただくことにした。

競輪選手の人たちを見送ってから早速チューブの取り替えをおこなう。本日2度目なので倍の早さで取り替えることができた。やったー!これで歩いて帰らなくてすむ!!!
やりきった感いっぱい。

先へ進むと、先ほどであった選手の一人が反対側の車線を歩いてくるのが見えた。近くに専用の休憩所があるとのことだった。再度お礼を言って別れを告げた。今度、チューブを返しにいかないといけないな。

これからは、チューブ3本とパンク用のパッチも必要だなと実感しました。
それにしても不完全燃焼。もう一度走りにいかないと!